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【現役PSWが語る】精神保健福祉士に必要な資質~4つの視点~

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ちゆきさん

精神保健福祉士に必要な資質ってなんだろう?

精神保健福祉士を目指していたり、実際に精神保健福祉士として働いていると、どんな資質が求められているのか悩むことがありますよね。

精神保健福祉士に求められる資質は下記の通りです。

精神保健福祉士に求められる資質
  • 個人と全体の状況性を考える視点
  • 人権を擁護する視点
  • 生活者として捉える視点
  • 自己決定を支援し、尊重する視点

これから、精神保健福祉士に求められる資質について詳しく解説していきます。

この記事を書いた人

棚田(たなだ)なたのプロフィール

  • 社会福祉士・精神保健福祉士ダブル受験一発合格
  • 社会福祉士として公務員から民間企業に転職経験アリ
  • 現在は放デイで児童指導員として勤務
目次

精神保健福祉士に求められる資質

精神保健福祉士に求められる資質とは、障害者と関わる上で4つの視点を意識することです。

  • 個人と全体の状況性を考える視点
  • 人権を擁護する視点
  • 生活者として捉える視点
  • 自己決定を支援し、尊重する視点

これから、4つの視点について詳しく解説していきます。

個人と全体の状況性を考える視点

ソーシャルワーカーは、クライエントの抱える生活上の課題を一緒に解決するために動きます。

課題を解決するためにはクライエント自身に焦点を当てるだけではなく、クライエントの周辺環境にも焦点を当てなければなりません。

特に精神障害者に関しては、状況や背景を理解したうえで、クライエント自身や周辺環境の課題解決方法を考えることが重要です。

人権を擁護する視点

精神障害の場合、他の障害と比べて緊急性の高い治療や危機的状況への介入が多く見られます。

そのため、人権侵害になる可能性が高い状況も多く存在します。

さらに、精神障害者は歴史的にみても社会から隔離や差別を強く受けています。

精神保健福祉士が人権を擁護する視点を持つことは、精神障害者の権利擁護のためには非常に重要です。

生活者としてとらえる視点

精神障害者を患者としてではなく、生活者として捉えることも大切です。

医療的な観点で見れば、精神障害者は「治療が必要な患者」です。

一方で、福祉的な支援を提供する支援者の観点では「困りごとを抱えている生活者」と言えます。

病気や障害はクライエントの一部であり、どうすれば障害と共存しながら生活していけるか支援することが求められます。

自己決定を支援し、尊重する視点

自己決定は、ソーシャルワークにおいて重要な原則のひとつです。

多くの障害者は、病気や障害による課題に直面しながらも、自分自身と向き合い、コントロールしながら精一杯今を生きています。

精神障害者が、医療や地域での生活方法を自分で選択できるように援助していく必要があります。

「自分のことは自分で決めたい」という障害者のニーズを尊重する姿勢が求められます

精神保健福祉士に求められる能力

精神保健福祉士に求められる能力を知ることは、未来のキャリアを築く第一歩となります。

精神保健福社士には求められるのは誠実であること、根気強いこと、 柔軟であること、したたかであることなどが挙げられます。

最も大切なことは、クライエントと共に未来に希望を持ち続けられる前向きな姿勢です。

前向きな姿勢を維持するために、これから精神保健福祉士に求められる能力について詳しく解説していきます。

自己分析をする

精神保健福祉士には、どのような場面でも安定したコミュニケーション能力が求められます。

そのためには自己分析し、自分の性格傾向やコミュニケーションの特徴、行動の傾向を理解しなければなりません。

  • 自分の一日の行動を振り返る
  • 家族や友人など、周囲から指摘された言動について反省する

上記のように行動することで自己分析ができます。

精神障害者を理解する

「精神障害者を理解する」ということは精神保健福祉士にとって欠かせません。

クライエントにとって精神疾患に掛かり、障害を負うことはこれからの人生に計り知れない影響を与えます。

クライエントは今まで築き上げた人間関係や仕事、学業将来の夢や希望にまで大きな影響が出るという絶望感や不安感に襲われます。

精神保健福祉士には目の前のクライエントと精神障害者としてではなく、人として向き合うことが求められます。

精神保健福祉士自身が、精神障害者の苦しみや思いを敏感に読み取ることが重要です。

人として向き合い、思いを読み取ることで、初めて一緒に課題を解決するためのスタートラインに立つことができます。

高い感受性

精神保健福祉士を始めとしたソーシャルワーカーは、課題に悩み、気持ちが揺れることで初めて成長できるといわれています。

精神障害者が抱える困難な課題に対し、辛い気持ちになったり、悩んだりする感受性は精神保健福社士にとって大切な弱さです。

感受性は大切ですが、プライベートとの切り替えや発散方法を持たなければ、ストレスによる疲労などが溜まってしまいます。

対人援助職として働くうえで、バランス感覚も大切な能力のひとつです。

アドラー心理学に触れる【質の高い支援のために】

アドラー心理学を学ぶことで、更に質の高い支援を提供できます。

  • 自分の感情をコントロールできる
  • 自己受容と自己肯定感が上がり、自信が持てるようになる
  • 相談者や職場内の人間関係が改善され、対人関係がスムーズになる
あめちゃん

人間関係やスキルアップに悩んでいる人には、特にオススメ!

自分自身が成長するための一歩を踏み出せますよ。

おわりに

今回の記事では、精神保健福祉士に求められる資質について詳しく解説していきました。

  • 個人と全体の状況性を考える視点
  • 人権を擁護する視点
  • 生活者として捉える視点
  • 自己決定を支援し、尊重する視点

精神障害者は他の障害と比較して偏見や差別を強く受けています。

精神保健福祉士は、精神障害者が社会で生きていくために4つの視点を持って援助する姿勢が求められます。

きりりん

人と社会をつなぐ仕事は大変ですが、その分やりがいがありますよ!

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この記事を書いた人

棚田 なたのアバター 棚田 なた 社会福祉士・精神保健福祉士

社会福祉士と精神保健福祉士をダブル受験して一発合格。
公務員から民間企業への転職経験アリ。

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